この夏、久しぶりに両親が揃って遊びに来てくれました。父は今年の春先から髭を生やしているのですが、それが"サンタさんみたい♪”とStefとLunaに大好評。
普段、なかなか来てもらえるわけでもないので、短い滞在時間をフルに使ってあちこち駆けめぐるあっという間の2週間でした。
イギリスの中でも指折りの観光地。ピーターラビットの故郷、Lake District(湖水地方)そして日本人ばかりかイギリス人の団体観光客でにぎわうCotswoldsが今回のハイライト。
これはピーターラビットの作者、Beatrix Potterが当時住んでいたという家。案内所の入り口にいた地元のおばさんが"ここらへんではウサギが畑の野菜を荒らしに来るからウサギは害虫みたいなものなのよ!”と話してくれました。挿絵が少ないのでピーターラビットの絵本はまだStefとLunaには少し早いかなと思ったのですが、2人ともかわいいお話が気に入った様子。毎晩、寝る前に読む本を自分達で選んでくるのですが、もうかれこれ2週間近くピーターラビットのリクエストが続いています。
子供の頃で読んでいたお話を、今こうして自分の子供達に読んであげているというのはちょっと不思議な気分。でも、素敵なお話というのはこうして世代を超えて語り継がれていくのだろうな、私もちょっと大切な役目を担っているような(笑)気がします。
湖水地方ではUlswaterという湖の側にある小さなコッテージを借りいたのですが、同じ家が10軒並ぶ以外は見渡す限り山と森と羊とそして湖。自然に囲まれた静けさの中で過ごす時間は東京からきた両親にとって新鮮だったのではないかな、と'思います。ちなみに、父はコッテージの中にあった薪ストーブが気に入った様子。ずいぶんと楽しそうに暖炉の中に火を起こしたり薪割りをしていました。
今回、私達もはじめて訪れたCotswolds。観光客で賑わうと覚悟を決めてはいたのですが、ガイドブックに乗っているお勧めの街は予想を遥かに上回る程どこも車と人そして大型観光バスだらけ。せっかくだからと写真を撮ろうと思っても人の頭や車が邪魔で思うようにいかず、普段人ごみになれていないせいもあって子供も大人もストレスがたまり気味に、、、。小さな子連れで街の観光というのは中々難しいのですが、その翌日に訪れたBiburyという小さな村は小川と森があり観光客の数も比較的少ないおかげで、この地方特有の蜂蜜色をしたレンガの家を眺めながらノンビリと散策をすることが出来ました。
両親が帰国して家の中がガランとしてしまったのかStefとLunaは少しつまらなそうな顔をしていましたが、明日から2週間、イギリス南部へキャンプ旅行へ出かけてきます。天気予報によると”例年並みの気温20度前後、雨のち曇り”のお天気になるようなのですが、少なくとも子供達はキャンプ=”テントで寝る”のをすごーく楽しみにしているので、あまりお天気の心配をせず私も楽しんでこようと思います。でも、毎日雨だったら2週間もたたず帰ってくると思いますが、、、。